塾長の独り言 -
愛の第?楽章
平成25年4月20日
二十歳をちょっと過ぎた頃の恋。
ふとした時に、ほんのりと気がつくあなたの甘い香り。
夕暮れ時の二人で歩いた海沿いの長い長い堤防。
時々触れるあなたの手は小さかった。
言葉少なく黙って時だけが流れる。
日が沈みやがて夕闇が二人をつつむ。
あなたと会うのを、どれだけか心待ちにしていたのに・・・
何事もなく今回の出会いもむなしく終わる。
あなたの気持ちの奥までも聞けなかった。
あなたをあんなに好きだったから、あなたに嫌われるのがこわくて何も言えなかった。
あの頃は、あなたを世界の誰よりも幸せにするほどの自信はなかった。
むしろあなたを不幸せにするかもしれないと思うとこわかった。
それほど二人とも恋に臆病だった。
今、あなたは二児の母。
性格は私によく似た人と何不自由なく暮らしていると聞く。
会える明日は無いけれど・・・
あなたの幸せを心からいのるだけ。