塾長の独り言 -
正月に想う

平成26年1月1日
子供の頃の正月は、キリっと引き締まり 昨日と違い清々しく厳かな気持ちがしました。昨日までは我慢してた新しい下着を身に付け、袖がまだ長い洋服を着ました。父の背中を見ながら 正月飾りの神棚に手を合わせました。母は、普段食べたことのない卵入りの吸い物を土の土間の煙たい中で作っていました。
元旦の食事はみんなが揃って 父の一言があった後に箸を取りました。
最後に、自分の年の数だけ干し柿を食べるのを許されました。
食事が終わると、午前中の間に近所の親戚の家に兄弟揃って挨拶に廻りました。
いくらだったか忘れたが、お年玉を貰うのが楽しみだった。
初めておろした まだ鼻緒のきつい下駄を履きコマ回しをして遊んだ。
子供の頃は、今より一年いちねんの区切りがはっきりしていたような気がする。
今年も、新たな気持ちで 新しい出会いを楽しみにワクワクした一年にしたいと思う。