平成25年4月20日
二十歳をちょっと過ぎた頃の恋。
ふとした時に、ほんのりと気がつくあなたの甘い香り。
夕暮れ時の二人で歩いた海沿いの長い長い堤防。
時々触れるあなたの手は小さかった。
言葉少なく黙って時だけが流れる。
日が沈みやがて夕闇が二人をつつむ。
あなたと会うのを、どれだけか心待ちにしていたのに・・・
何事もなく今回の出会いもむなしく終わる。
あなたの気持ちの奥までも聞けなかった。
あなたをあんなに好きだったから、あなたに嫌われるのがこわくて何も言えなかった。
あの頃は、あなたを世界の誰よりも幸せにするほどの自信はなかった。
むしろあなたを不幸せにするかもしれないと思うとこわかった。
それほど二人とも恋に臆病だった。
今、あなたは二児の母。
性格は私によく似た人と何不自由なく暮らしていると聞く。
会える明日は無いけれど・・・
あなたの幸せを心からいのるだけ。
平成25年1月9日
『あ〜あ、つまらんな〜』 ついつい愚痴が口を突いて出てきませんか。昨日の事を思い起こせば愚痴が出ます。でも、5年前の事を思い起こせば楽しい思い出ではないですか。
過去の辛い思いを時間が楽しい思い出に変えてくれるのは、人間が生きていく上での神が与えてくれた術(わざ)なのです。
そうであれば、昨日の事で愚痴るのはアホらしくないですか。
今日は、昨日夢みた素晴らしい明日であったはずです。
今日は、昨日を愚痴る日ではなく、明日を夢みる日にしたいものです。
平成24年10月12日
お父さん、これまで優しく見守ってくれてありがとうございます。今日のこの日を無事に迎えることが出来て、心から感謝の気持ちでいっぱいです。お父さんは、理想の男性です。家ではいつも笑顔のお父さん。どんなに仕事で疲れていても、私達に愚痴をこぼさず今まで頑張ってくれてどうもありがとう。「うるさいなあ」と思うこともあったけど、今ならお父さんが言っていた意味が分かるよ。いつも心配してくれてありがとう。
お母さんは、私にとって何でも打ち明けられる存在です。お母さんの作る『梅しそフライ』や『豚の角煮』が大好きです。学生の頃は、お母さんに反発して激しく言い合ったことも多々ありましたね。「放っておいて」と思うことも何度もあって、口出しされるのが耐えられない時期がありました。今思うと私が悔しかったり哀しい時に一番理解し、励ましてくれたのはお母さんでした。
私は、父に人を支える強さを教わりました。母には人を思いやる心と愛情を持って料理を作ることを教わりました。ふたりの背中を見て、ここまで成長することが出来ました。
この先の人生、どんな時も相手を受け止め、ふたりのペースで前に進んでいきたいと思います。その中で何か壁にぶつかってしまった時はどうか良きアドバイスをお願いします。これからもずっと貴方たちの娘ですから。
ある嫁ぐ娘さんからご両親への感謝の手紙の紹介でした。
平成24年7月18日
時々自分を見失うことはありませんか?
どうしたら周りに流されずに生きていけるのでしょう。
『今』というこの時は自分にとって何をすべき時期なのでしょう
『ここ』というこの環境は自分にとってどんな意義があるのでしょう
『私』という存在は何のためにあるのでしょう
きっとあなたには、あなただけにしか出来ない事を粘り強くやりとげる事を
期待されているのです。
目まぐるしい日々の中に時には『今』『ここ』『私』を自問自答してみたいものです。
平成24年7月3日
夏の激しい暑さが目の前です
梅雨の晴れ間に若々しい入道雲が生まれます
ところで貴方はこのまま何も変化なく歳をとってしまったらどうしようと不安になる事はありませんか
空を見上げてみよう
空の雲をじっと見つづけてみよう
ちらりと見ただけでは動いてない雲が 一時として同じ形に
止まる事なく ゆったりあるいは激しく動いていることに気が付きます
人生も変わらないようでいて一瞬(ひととき)も同じではないのです
時にはゆったりと時には激しく演じてみたいものです